フォークオイルおすすめ7選|バイクのフロントサス用商品の選び方を解説
「フロントフォークを、もっと硬くするフォークオイルを探している。」
「フォークオイルの選び方や、おすすめを知りたい。」
フロントフォークオイルの変更は、特にフロントサスペンションの動きや硬さを、調整できる方法の一つで、カスタムを考えたくなりますよね。
ただ、フォークオイルを変更する上で、どのフォークオイルが自分に合っているのかや、どのような違いがあるのかなど、適切なオイルを選ぶのに、少し難しさを感じませんか?
そこで、この記事では、フロントフォークオイルおすすめ5点の紹介と、フォークオイルの基礎知識や選び方を解説します。
フォークオイルを探してる方や、商品選びで悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んで、あなたに合ったフォークオイルを、見つけてください。
イチオシのバイク用フロントフォークオイル
これから、おすすめのバイク用フロントフォークオイル7点を、紹介していきますが、まずはイチオシ商品を、お伝えしようと思います。
イチオシのバイク用フォークオイル は、「モチュール エキスパート」です。
この商品は、5段階評価で4.3と高い評価を受け、44もの口コミを得ているバイク用フォークオイルです。
おすすめするポイント
- 消泡性や防食性に優れて高品質
- 中~硬めのフロントフォーク用
- 10Wグレード(G10あるいは10と同程度の粘度)
- 高濃度15W品とのブレンドも可能
上の4つは、この商品をイチオシするポイントです。
もしこの商品が気になったら、リンクから商品の詳細をチェックしてみてください。
1.バイク用フロントフォークオイルの比較表
下の表は、おすすめするフロントフォークオイル7点の比較表です。
この比較表では、おすすめのフォークオイルを、粘度表記や動粘度、そして特徴などで、比べてみました。
商品をまとめて比較したい方は、下の比較表を参考にして、もし気になった商品があったら、早速ショッピングサイトで、詳細を確認してみてください。
メーカー/ 商品名(型番) | ヤマハ純正品 フォークオイル | カワサキ 純正フォークオイル | モチュール エキスパート | モチュール ファクトリーライン | WAKO'S フォークオイル | エルフ MOTO FORK OIL | エルフ MOTO FORK OIL SYN | ピーエフピー フォーク用オイル | カヤバ フォークオイル |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
等級(グレード) | 01, G5, G10, G15 | G5, G10, G15 | 10W, 15W, 20W | 2.5W, 5W, 7.5W, 10W | FK01, FK10W, FK20 | 10W, 15W, 20W | 2.5W, 5W, 10W | G10, G15, G20 | G10S, G15S, G30S |
動粘度 (mm2/s, 40°C) | 15.6, 17.7, 33.2, 47.3 | 17.9, 35.9, 49.5 | 35.9, 57.1, 77.9 | 15.0, 18.0, 24.0, 36.0 | 15.4, 33.6, 53.4 | 44.7, 72.6, 99.0 | 18.0, 23.3, 45.4 | 29.9, 43.3, 61.2 | 37.2, 55.2, 116.1 |
硬さ目安 | - | - | 中~硬め | 柔らかい~中 | 柔らかい~硬め | 中~硬め | 柔らかい~中 | 中~硬め | 中~硬め |
消泡性 | - | - | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | - | - |
防食性(耐腐食性) | - | - | ◯ | ◯ | ◯ | - | ◯ | - | - |
耐摩耗性 | - | - | - | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | - | - |
容量 | 1L | 1L | 1L | 1L | 1L | 0.5L | 0.5L | 1L | 0.6L |
特徴 | ヤマハ純正品 | カワサキ純正品 | イチオシ商品・高い消泡性・防食性 ・高めの動粘度で 硬いFF向き | ・高い消泡性・ 耐摩耗性・耐腐食性 ・低粘度バージョン | ・酸化安定性・耐摩耗性 消泡性に優れる ・低~高い動粘度 | ・硬いフロントサス 調整向き ・高い耐摩耗性 | ・低動粘度 ・低い粘度指数 ・優れた耐腐食性 | ・安定した減衰力が 期待できる ・優れた低温での流動性 | ・油温上昇による 減衰力低下を抑制 |
価格 | 1,718円~ | 2,012円~ | 3,159円~ | 4,400円~ | 4,214円~ | 1,980円~ | 1,615円~ | 1,720円~ | 2,642円~ |
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2.バイク用フロントフォークオイル7選
2-1.中~硬めのフロントサス調整向き モチュール エキスパート フォークオイル
高い消泡性・防食性を備え、中~高粘度の3種類のグレードをラインナップ
モチュール(MOTUL)|エキスパート
出典:楽天市場
参考価格3,159円(税込、送料無料)
(2024/3/27時点)
等級 | 動粘度 (mm2/s, 40°C) | 消泡性 | 特徴 |
10W 15W, 20W | 35.9 57.1, 77.9 | ◯ | ・高い消泡性・防食性 ・高めの動粘度で硬いFF向き |
防食性 | 耐摩耗性 | 容量 | |
◯ | - | 1 L |
まず初めに紹介するフォークオイルは、「モチュール エキスパート」です。
この商品は、10W、15W、20Wの3つの異なる等級が、ラインナップされています。
それぞれの動粘度(mm2/s, 40°C)は、35.9、57.1,、77.9と、中~高粘度です。
10Wでは、ホンダやカワサキ、ヤマハなどのバイクメーカー純正品(G10あるいは10)の動粘度(33~35mm2/s)と同程度で、そのまま利用することもできますし、15Wとブレンドして、より高粘度のフォークオイルにすることもできます。
また、高い消泡性・防食性もあり、フォークオイルとしても優れているので、中~高粘度のフォークオイルを探している人には、ぜひおすすめしたい商品です。
2-2.柔らかい~中までのフロントサス調整向けオイル モチュール ファクトリーライン
消泡性・耐腐食性・耐摩耗性に優れ、低~中粘度の4種類の等級・グレードをラインナップ
モチュール(MOTUL)|ファクトリーライン
出典:楽天市場
参考価格4,400円(税込、送料無料)
(2024/3/27時点)
等級 | 動粘度 (mm2/s, 40°C) | 消泡性 | 特徴 |
2.5W, 5W, 7.5W, 10W | 15.0, 18.0, 24.0, 36.0 | ◯ | ・高い消泡性・耐摩耗性・耐腐食性 ・低粘度バージョン |
防食性 | 耐摩耗性 | 容量 | |
◯ | ◯ | 1 L |
つづいて紹介するのは、「モチュール ファクトリーライン」です。
上で紹介したモチュール(MOTUL)の商品はですが、こちらは低~中粘度の商品になり、2.5W、5W、7.5W、10Wの4つの等級が、ラインナップされています。
こちらもの動粘度(mm2/s, 40°C)は、15.0、18.0、24.0、36.0になります。
低粘度の等級が、4つも揃っているので、それぞれ混ぜて、より微細な調整もできます。
こちらは、オフロードバイクのフォークや、ノーマルタイプのフォークを、より柔らかくするのに適している商品です。
低い粘度の商品を探している人に、ぜひおすすめしたい商品です。
2-3.たった3つの等級で、低~高粘度をカバー WAKO'S フォークオイル
消泡性・耐摩耗性・酸化安定性に優れ、低~高粘度の3種類の等級をラインナップ
WAKO'S|フォークオイル
出典:楽天市場
参考価格4,214円(税込、送料無料)
(2024/3/27時点)
等級 | 動粘度 (mm2/s, 40°C) | 消泡性 | 特徴 |
FK01, FK10, FK20 | 15.4, 33.6, 53.4 | ◯ | ・酸化安定性・耐摩耗性・ 消泡性に優れる ・低~高い動粘度 |
防食性 | 耐摩耗性 | 容量 | |
◯ | ◯ | 1 L |
つづいて紹介するのは、「WAKO'S フォークオイル」です。
WAKO'S(ワコーズ)は、日本の化学メーカーで、バイクや車などの潤滑油を初め、多くのバイクや車に関係する薬品も取り扱っています。
この商品には、FK01、FK10、FK20の3つの等級が販売されていて、それらの動粘度(mm2/s, 40°C)は、15.4、33.6、53.4になります。
低~高粘度の3つの等級があることで、HONDA、YAMAHA、SUZUKI、KAWASAKIなど、どの純正オイルに対しても、ブレンドして動粘度を調整できるようになっています。
また、この商品のカタログには、粘度対応表が用意されていて、純正品だけでなく、他メーカーのフォークオイルに対しても、調整できます。
酸化安定性や耐摩耗性、そして消泡性にも優れているので、ぜひこちらの商品も、検討してみてください。
2-4.高粘度での微調整におすすめ エルフ MOTO FORK OIL
消泡性・耐摩耗性に優れ、中~高粘度の3種類の等級でより硬いフロントフォーク向け
エルフ|MOTO FORK OIL
出典:楽天市場
参考価格1,980円(税込、送料無料)
(2024/3/27時点)
等級 | 動粘度 (mm2/s, 40°C) | 消泡性 | 特徴 |
10W 15W, 20W | 47.0 72.6, 99.0 | ◯ | ・硬いフロントサス調整向き ・高い耐摩耗性 |
防食性 | 耐摩耗性 | 容量 | |
- | ◯ | 0.5 L |
つづいては、「エルフ MOTO FORK OIL」を紹介します。
エルフ(elf)は、フランス発祥の世界有数の石油会社で、潤滑油の事業もてがけるメーカーです。
また、バイク関連では、ジャケットやシューズなどのアパレルも、手掛けています。
この商品には、10W、15W、 20Wの3つの等級が展開され、それらの動粘度(mm2/s, 40°C)は、47.0、72.6、 99.0になります。
「モチュール エキスパート」の商品と比較すると、それぞれがより高粘度で取り揃えられているので、フロントサスペンションを、より硬く調整するのに向いています。
また、潤滑油のエキスパートが作っているので、その消泡性や耐摩耗性など、フォークオイルとしての性能も間違いないと言えます。
2-5.低~中粘度での調整におすすめ エルフ MOTO FORK OIL SYN
消泡性・耐摩耗性・耐腐食性に優れた、低~中粘度の3種類の等級をラインナップ
エルフ|MOTO FORK OIL SYN
出典:楽天市場
参考価格1,615円(税込、送料無料)
(2024/3/27時点)
等級 | 動粘度 (mm2/s, 40°C) | 消泡性 | 特徴 |
2.5W, 5W 10W | 18.0, 23.3 45.4 | ◯ | ・低動粘度 ・低い粘度指数 ・優れた耐腐食性 |
防食性 | 耐摩耗性 | 容量 | |
◯ | ◯ | 0.5 L |
つづいて紹介するフォークオイルは、「エルフ MOTO FORK OIL SYN」です。
「エルフ MOTO FORK OIL」よりも低粘度の商品です。
この商品には、2.5W、5W、 10Wの3つの展開で、それぞれの動粘度(mm2/s, 40°C)は、18.0、23.3、45.4になります。
より低粘度の商品になっているので、オフロードバイクや、ノーマルバイクのフロントフォークを、より柔らかくしたい人向けです。
こちらも消泡性や非腐食性に優れているので、ぜひ検討してみてください。
2-6.高コスパで安定した減衰力が期待できるフォークオイル ピーエフピー製オイル
高コスパで、低温での流動製に優れ、安定した減衰力が期待できるフォークオイル
ピーエフピー(PFP)
出典:楽天市場
参考価格1,720円(税込、送料無料)
(2024/3/27時点)
等級 | 動粘度 (mm2/s, 40°C) | 消泡性 | 特徴 |
G10 G15, G20 | 29.9 43.3, 61.2 | - | ・安定した減衰力が 期待できる ・優れた低温での流動性 |
防食性 | 耐摩耗性 | 容量 | |
- | - | 1 L |
つづいて、「ピーエフピー」のフォークオイルを紹介します。
この商品には、G10、G15、G20の3つの等級が発売されていて、それぞれの動粘度(mm2/s, 40°C)は、29.9、 43.3、61.2です。
多くのバイクメーカーの純正品G10~G15に、相当する動粘度(33~47)を、カバーするような粘度展開になっています。
そのため、ノーマルからスポーツまで、多くの車種に適用できるフォークオイルです。
また、価格も1Lで1,720円と、他のフォークオイルの約半分の価格なので、コスパの良い商品です。
2-7.中~高粘度でより硬いフォークを目指すならば カヤバ製フォークオイル
油温上昇による減衰力の低下をおさえた、フロントフォーク専用オイル
カヤバ
出典:楽天市場
参考価格2,642円(税込、送料無料)
(2024/3/27時点)
等級 | 動粘度 (mm2/s, 40°C) | 消泡性 | 特徴 |
G10S G15S, G30S | 37.2 55.2, 116.1 | - | ・油温上昇による 減衰力低下を抑制 |
防食性 | 耐摩耗性 | 容量 | |
- | - | 0.6 L |
最後に紹介するのは、「カヤバ」のフォークオイルを紹介します。
この商品には、G10S、G15S、 G30Sの3つの等級が発売されていて、それぞれの動粘度(mm2/s, 40°C)は、37.2、55.2、116.1です。
こちらは、G10Sでも純正品のG10に比べて、より高粘度で、G30Sに至っては、116.1となっていて、どのフォークオイルよりも高粘度です。
そのため、フロントフォークをより硬くしたい人向けのフォークオイルです。
3.バイク用フロントフォークオイルの基礎知識
3-1.フォークオイルとは?
まず、フォークオイルについて、解説していきたいと思います。
フォークオイルは、ハンドルとタイヤを繋いでいるフロントフォーク(フロントサスペンション)を、構成している部品(パーツ)の一つです。
下の図のように、アウターチューブとインナーチューブの内部に、フォークオイルは、存在しています。
フロントフォークに力が加わると、インナーチューブがアウターチューブ側に入っていきますが、同時にフォークオイルは、インナーチューブに侵入してきます。
一方で、力が抜けてくると、インナーチューブがアウターチューブから抜け出てくるとともに、フォークオイルもアウターチューブ側へ流れ出します。
フロントフォークの伸縮で、このように流れるフォークオイルですが、この動きによりフロントフォークに、減衰力と言う力を与えてくれます。
3-2.フォロントフォークの減衰力とフォークオイルの動粘度が及ぼす影響
減衰力は、バネの振動を抑えるためのダンパーと、呼ばれる装置の力のことです。
フロントフォークには、バネ(スプリング)も内蔵されていて、もし減衰力が働いていない状態だと、力が加わった後、伸び縮みを繰り返しながら、力がつり合うポジションに収まります。
一方で、高い減衰力がかかっている場合、伸び縮みの振動をすることなく、適切なポジションに至ります。
この減衰力は、フォークオイルのドロドロ具合である動粘度と関連していて、動粘度が高くなると減衰力も高まります。
下は、動粘度や減衰力が及ぼす、フロントフォークや走行への影響の一例です。
変化する機能・効果 | 高動粘度 高い減衰力 | 低動粘度 低い減衰力 |
---|---|---|
フォークの柔らかさ | 硬くなる | 柔らかくなる |
制振作用 | 高まる | 弱まる |
サスペンションの動き | 落ち着く | 暴れる |
荷重移動 | しにくくなる | しやすくなる |
ピッチング | 利用しにくい | 利用しやすい |
このようにフォークオイルの動粘度を変更することで、フロントフォークの性能を調整することができます。
フロントフォークのサスペンション性能は、フォークオイル以外でもカスタマイズできます。
「フロントフォークのサスペンション調整の方法とは?方法別に効果を解説」の記事で、プリロードや空気バネを利用した方法など、いくつかのカスタマイズ方法を紹介しています。
宜しければ参考にして下さい。
3-3.フォークオイル純正品の動粘度
フォークオイルの動粘度が、フロントフォークの動作に及ぼす影響について、上で解説しました。
一方で、フロントフォークに求められる性能は、車種毎に変わってきて、それに付随して、フォークオイルの動粘度も、変わってきます。
例えば、デコボコの舗装されていない路面を走るオフロードバイクには、振動を素早く吸収するため、フロントフォークは柔らかく、動粘度の低いフォークオイルが用いられてます。
他方、高速でのハンドリングやカーブを回るロードレースにも使用されるスポーツタイプのバイクには、路面追従性を高めるため、フロントフォークは硬く、高い動粘度のフォークオイルが用いられるのが、一般的です。
そのため、純正品のフォークオイルでもいくつか等級(グレード)があり、例えばYAMAHAでは、下のようなフォークオイルが販売されています。
なお、多くの純正品や社外品も、10WあるいはG10など、10がつく等級をスタンダードの等級とし、それよりも下の等級(5や7.5など)を低粘度、上(15や20)を高粘度としているようです。
もし、純正品から変更する場合は、純正品フォークオイルに近い動粘度のフォークオイルから試していくのが、おすすめです。
また、お持ちのバイクに使用されているフォークオイルを調べる時は、サービスマニュアルを参考にするか、販売店に問い合わせてみましょう。
3-4.フォークオイルの各種性能(消泡性・防食性・耐摩耗性)
フォークオイルは、粘度だけでなく、様々な機能を有している機能性のオイルです。
これは、フォークオイルが、潤滑油としての働きがあることや、数ヶ月~数年の使用に耐えられる性能を有しているためです。
フォークオイルは、インナーチューブやアウターチューブと接して、これらがスムーズにストロークすると、フォークオイルに気泡が発生します。
発生した気泡は、フロントフォークの動作に悪影響を及ぼしますが、消泡性が優れていると、影響を最小限に抑えることができます。
また、何度もストロークするとパーツが摩耗してきますが、フォークオイルが潤滑油として、働くことで、摩耗を抑えることができます。
このようにフォークオイルには、動粘度以外にも求められる特性があるので、それらの機能がしっかりとしているかもポイントです。
3-4.フォークオイルの交換手順
つづいて、フロントフォークのオイル交換について、簡単に紹介していきます。
例えば、アウターチューブが下側についている正立タイプのフロントフォークの場合、以下のような流れでオイル交換を行います。
フォークオイル交換手順
- フロントフォークを車体から取り外す
- フォークオイルの抜き取り
- フォークオイルの注入とエア抜き
- オイル面調整
- 車体へフロントフォークの取り付け
フォークオイルを交換するのには、フロントフォークの車体からの取り外しから、フォークオイルの抜き取り・注入、オイル面調整など、いくつかステップがあります。
ネジの締め付け具合であるトルク値の指定や、オイル面の高さなど、各手順には、注意すべき点がいくつかあります。
これらの注意事項は、サービスマニュアルと呼ばれる整備本に記載されているので、もしDIYで行うようでしたら、この冊子を手に入れてから行うようにしましょう。
また、多くのバイクショプでもサスペンション調整を受け付けていので、自信がない方は、お願いするのも一つです。
3-5.フォークオイルの交換時期
フォークオイルは、エンジンオイルと同じように劣化するので、サスペンション調整以外にも交換するタイミングがあります。
この交換時期は、一般的に5,000~10,000キロ走行した時か、1年経過した時と言われています。
ぜひこのタイミングで交換して、フロントフォークもメンテナンスしておきましょう。
4.バイク用フロントフォークオイルの選び方
ここでは、より良いフォークオイルを選ぶための方法について、ご紹介していきます。
フォークオイル選びでの、重視すべきポイントに迷ったら、こちらを参考にしてください。
4-1.適切な動粘度から選ぶ
まずは、適切な動粘度からしぼって、商品を選ぶと良いでしょう。
フォークオイルを変更する目的の多くは、フロントフォークの硬さなど、性能調整に、あると思います。
このフロントフォークの硬さは、フォークオイルの動粘度にも依存します。
そのため、目的とする動粘度の商品、あるいは調整することで目的の動粘度になる商品に、絞って選びましょう。
もし初めてフォークオイルを選ぶような時は、フロントフォークの硬さの方向性を意識して、純正品に近い動粘度の商品が、おすすめです。
フォークオイルの変更を始める多くの場合で、最初に注入されているオイルは、純正品のフォークオイルだと思います。
そのため、まずは純正フォークオイルの動粘度を基準にして、例えば、動粘度の変化が1割など、動粘度を少し変えたオイルで試してみると、変化が感じとりやすく、性能が著しく変わることでの、危険性も抑えられるかと思います。
したがって、初めてフォークオイルを変える時は、既存品の動粘度に近い商品を、おすすめしたいと思います。
4-2.消泡性・耐腐食性・耐摩耗性から選ぶ
つづいて、消泡性や耐腐食性、耐摩耗性の観点から選ぶのも、重要なポイントです。
フォークオイルは、インナーチューブやアウターチューブと接して、これらがスムーズにストロークするための、潤滑油としての働きがあります。
パーツがこすれると、潤滑油に気泡が発生し、悪影響を及ぼしますが、消泡性が優れていると、影響を最小限に抑えることができます。
そのため、フロントフォークの機能や動作への阻害を抑えることができるので、消泡性に優れたフォークオイルが、おすすめです。
また、数ヶ月から数年使用するフォークオイルは、酸化や腐食で、劣化します。
したがって、耐腐食性や酸化安定性の高いオイルは、劣化しづらい特徴を持っているので、この機能にも着目すると良いでしょう。
4-3.容量あたりの単価から選ぶ
さいごに、容量当たりの単価を検討し、選ぶのも良いかと思います。
動粘度や消泡性など、機能にほとんど差がなければ、より安価なフォークオイルで十分です。
そのため、容量当たりの単価を計算してみて、より安い方を選びましょう。
まとめ
バイク用フロントフォークオイルおすすめ7選を、紹介しました。
その中でも、「モチュール エキスパート」が、イチオシの商品です。
このフォークオイルは、中~高粘度の等級を3つ揃えていて、ノーマルからスポーツなど、硬めのフロントフォークに適したフォークオイルです。
消泡性や防食性にも優れて、フォークオイルとして高い品質を備えています。
こちらの商品以外にも、比較表で、機能などを比べてみましたので、もし気になったら、ぜひ参考にしてください。
こちらの情報は、投稿日時点での情報です。
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