バイクパーツの再メッキとは?メリットや費用について解説

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お気に入りのバイクのメッキパーツにサビが目立ってきているので、再メッキを考えてはいませんか?

でも再メッキってなかなか馴染みがないので、わからないことも多くありますよね。

再メッキってどんなことをするの?
新品と交換するよりもメリットはあるの?
費用や料金はどれくらいかかるの?

こういった疑問ありませんか?

そこでこの記事では、再メッキで行われることメリット、そして費用について解説していきます。

再メッキについての知識を身につけて、再メッキを選ぶかどうかの参考にしてみてください

1.バイクパーツの再メッキとは

そもそもメッキとは、表面加工技術の一つで、金属や樹脂などの下地を金属の皮膜を形成します

皮膜する金属の種類によって、装飾性(ギラギラした外観)や防錆性(サビにくい)、耐摩耗性(キズがつきにくい)などの性能を下地に持たせることができます

中古品を再生する再メッキの工程は、初めにサビ汚れを落とし、そしてメッキ層を剥がして、下地の金属を出します。

その後、下地を磨き上げてから、クロムメッキをほどこし、完成です。

新品のクロムメッキパーツの製造でも同じように、研磨での磨きとクロムメッキを施して、仕上げています。

したがって、再メッキした製品の見た目が、新品のように復元されるのが特徴です。

一方で、メッキの見た目の仕上がりは、下地の磨き上げに大きく影響を受けます。

そのため、新品とは異なる点として、磨くことが困難な箇所は、凸凹したままの表面になってしまいます

1-1.バイクパーツの再メッキが必要な時

メッキしたバイクパーツを再生・レストアできる再メッキですが、どんな時に再メッキが必要になるのでしょうか。

再メッキが必要になる代表的なタイミングを、下に紹介します。

メッキパーツで再メッキが必要になるタイミング

  • サビの進行が激しく、補修しても間に合わない時
  • サビが他の部品にダメージを与える時
  • サビで外観がそこなわれている時

補修しても間に合わない時
例えば、サビへの簡易的な補修の頻度があがってくると、再メッキを考えてみる一つのタイミングです。

クロムメッキされたパーツは、サビの進行具合で、点サビから赤錆までいたります。

点サビであれば、スチールウールたわしや研磨剤が入ったコンパウンドで磨けば、ある程度外観を蘇らせることができます

もし、この補修の頻度が高く、手間がかかるようでしたら、再メッキを考えてみるのも良いでしょう。

バイクフェンダーでのサビ落とし補修の方法を「バイク・メッキフェンダーの錆落としと補修方法とは?」の記事にまとめています。

もし、フェンダーのサビが気になるようでしたら、参考にしてみてください。

サビが、他の部品にダメージを与える時
メッキパーツが、他の部品をキズつける時も、再メッキを考えるタイミングです。

例えば、フロントフォークの構成パーツの一つであるインナーチューブも、再メッキがよく行われるバイクパーツの一つです。

インナーチューブにサビが発生すると、オイルシールやダストシールをキズつけてしまい、フロントフォークからのオイル漏れの原因となります。

その補修として行われるのが、インナーチューブの再メッキです。

サビで外観がそこなわれる時
バイクパーツによく利用されるクロムメッキは、サビにくいメッキとして知られています。

ただ、クロムメッキでもサビが発生してしまいます。

サビの進行具合で、点サビから赤錆まであります。

点サビでも見た目を悪くしてしまうので、人によっては点サビが発生した時点で、再メッキすることもあります。

2.バイクパーツの再メッキのメリットとデメリット

ここではバイクパーツの再メッキのメリットとデメリットを説明していきます。

再メッキの主なメリットとデメリットをまとめると、下の表のようになります。

メリットデメリット
中古のまま外観が良くなる
不具合の解消につながる
サビや劣化の進行を抑制できる
費用がかかる
バイクに乗れない期間がある
純正品や社外品新品メッキ膜厚が厚くなる
耐性が上がる
在庫がなくても対応できる
出費が大きい
サビ痕などが残ってしまう
納期がかかる
社外品新品取付不具合のリスクが低い
純正品と同じ形状

ここでは、比較対象を「中古のまま」(そのまま使用し続ける)「純正品や社外品新品」そして「社外品新品」としています。

この表を、このまま使用し続けるか、新品への交換、あるいは再メッキに出すかを大まかにジャッジする材料にしてみて下さい。

それぞれのメリット・デメリットは、続きで詳しく説明していきます。

2-1.再メッキのメリット

中古のままとの比較
まずは、外観が良くなることがあげられます。

再メッキすると、サビや汚れが落ちて、ギラギラしたメッキ特有の外観が戻ってきます。

また、不具合の解消につながることもあげられます。

例えば、フロントフォークのインナーチューブが劣化すると、オイル漏れの原因になります。

このインナーチューブを再メッキで再生することで、オイル漏れの防止になります。

→インナーチューブの再メッキについては、「インナーチューブの再メッキとは?」で詳しく解説していますので、ご興味あれば読んでみてください

また、再メッキしないでそのまま使用し続けると、既にあるサビがより大きくなってきてしまいます。

一方で、再メッキすると、クロムメッキの防錆効果サビの広がりを抑えられるので、再メッキするメリットと言えると思います。

純正品・社外品の新品との比較
メッキ膜厚がより厚くなることで、防錆性耐摩耗性がより高くまることがあります。

量産品である純正品や社外品に比べて、しっかりと再生するので、再メッキでのメッキ膜厚はより厚くなる傾向にあります。

防錆性や耐摩耗性が高いクロムメッキがより厚くなることで、これらの性能がより向上する傾向にあります。

また、新品の在庫の影響を受けないのもメリットです。

純正品や社外品は、製造からある一定期間を過ぎると製造しなくなります

そのため、古いバイクパーツの中には、新品の在庫がないこともあります。

一方で、再メッキは既に使用しているパーツを再生するので、在庫の影響を受けないのもメリットになります。


社外品新品との比較
最後に社外品新品との比較を考えてみたいと思います。

社外品新品と比較すると、「取付不具合が起きにくい」や「純正品と同一の形状」などにメリットがあります。

再メッキは、既に取り付けられているパーツを活用します

そのため、取付の不具合のリスクは非常に低いと言えます。

一方で、社外品の中には作りが粗悪適合しない製品もあるので、再メッキはその点でメリットと言えるでしょう。

また、純正品を再メッキする場合は、純正品の形状をそのまま復元できるので、オールドバイクのレストアに向いています

2-2.再メッキのデメリット

中古のままとの比較
費用がかかる」ことや「バイクに乗れない期間がある」ことが、再メッキのデメリットになります。

バイクパーツの再メッキをするのには、再メッキの加工料金パーツの送料などの費用がかかってきてしまいます。

出費を抑えたい時やそれほどまで劣化が気にならなければ、再メッキはしないでそのまま乗り続けましょう。

また、再メッキすると、メッキ加工業者に送ってしまうので、代替のパーツがないとバイクに乗ることができません

約1ヶ月程度を納期としている業者が多いので、再メッキに出す時期を選ぶとよいでしょう。


純正品・社外品の新品との比較
出費が大きい」点や「サビ痕などが残ってしまう」点そして、「納期」の面でも再メッキは新品への交換と比べるとデメリットです。

再メッキは、エンジニアが一つ一つ手作業で加工していきます

一方で、純正品や社外品などの新品量産されているので、その価格は再メッキと比べて低くおさえられています。

したがって、新品と交換する場合と比べて、出費が大きいのがデメリットと言えると思います。

また、「サビ痕が残ってしまう」のも新品と比べるとデメリットです。

メッキの凹凸は、下地の凹凸に影響を受けます。

サビとりや汚れ落としは手作業で行うので、取りきれずに残ってしまい、その表面は凸凹したものになります。

そしてこの凹凸は、メッキしても残り、新品のようなキレイな形状とは異なってくるのもデメリットと言えます。

3.再メッキできないパーツ、できるパーツ

実は、再メッキは全てのバイクパーツができる訳ではありません

例えば、再メッキではサビなどをとったり、メッキの皮膜をつけるなど、数10ミクロン単位でサイズが変わってきます

そのため、内部機関動作に影響を与えるパーツには不向きです。

下で詳しく解説していきたいと思います。

3-1.再メッキに適していないパーツ類

ここでは、いくつか再メッキに適していないパーツを紹介していきたいと思います。

再メッキに適していないパーツ

  • オイルタンク
  • マフラー
  • ディスクブレーキ
  • キャブレターなど

再メッキに適していないパーツを分類すると、以下のようになります。

穴が空くと不具合を起こすパーツ
高温になるパーツ
内部機関や動作を制御するパーツ

となります。

再メッキの工程では、研磨や薬液でサビを除去していきます。

もしサビが酷いとサビを除去する薬液がオク深くまで浸透していき、穴が空いてしまうこともあります。

したがって、オイルタンクなど穴が空くと不具合を起こすようなパーツには向いていません。

また、マフラーなど高温になるパーツも再メッキには向いていません。

メッキの工程で、皮膜の中に気泡が入り込んでしまうことがあります。

この気泡が、高温になるとメッキの剥離を促してしまうことが知られています。

この不具合はよく知られているので、マフラーの再メッキは断られてしまうことがあります。

ポイント!

メッキ加工業者の中には、再メッキに適していないパーツでも、独自の技術で再メッキに対応している業者もいます。

メッキ加工業者に相談してみると、良い解決策が見つかるかもしれないので、問い合わせしてみて下さい。

また、保有している設備は、メッキ加工業者それぞれで異なってきます。

そのため、対応できるパーツのサイズや下地などが変わってきます。

HPや問い合わせを通じて、再メッキしたいパーツの加工ができるか確認しておきましょう

3-2.再メッキがよく行われるパーツ類

再メッキがよく行われるパーツは、「3-1.再メッキに適していないパーツ」で取り上げた分類に、当てはまらないパーツです。

代表的なパーツとしては、以下のように知られています。

再メッキがよく行われるパーツ

  • フロント・リアフェンダー
  • フロントフォークのインナー・アウターチューブ
  • ライト
  • スイングアーム
  • ブレーキペダル
  • クランクケースカバーなど

例えば、フロントフェンダーリアフェンダーは、比較的再メッキがよく行われているパーツの一つです。

フェンダーは、泥除けとしての機能だけでなく、バイク全体のイメージを左右する重要なパーツですよね。

このフェンダーを再メッキすると、バイク全体もキレイに蘇った印象を与えることができると思います

フロントフェンダーやリアフェンダーの再メッキに関して、記事にしてみました。

もし興味があれば、「メッキフェンダーの再メッキとは?」の記事をぜひ読んでください。

基本的には再メッキに適していない動作に影響を与えるパーツ」の中でも、フロントフォークのインナーチューブに関しては再メッキができます。

これは、フロントフォークのオイル漏れが、インナーチューブの劣化によって度々発生し、その再生方法が確立されたためだと思います。

他にもスイングアームブレーキペダルなど、寸法がわずかに変わっても動作に影響のないパーツも、再メッキが行えます。

4.バイクパーツの再メッキでの加工料金・費用

続いて、再メッキの費用・料金について説明していきます。

代表的なパーツを例に、メッキ加工の料金の目安は下のようになります。

フロントフェンダーの再メッキ:2万円~
インナーチューブの再メッキ:2万円~


となっています。

ただ、バイクパーツの再メッキは手作業でおこなうので、料金はいくつかの要因で変動します。

下に、再メッキの料金が変わる代表的な要素を紹介します。

バイクパーツの再メッキで料金が変わる要素

  • パーツのサイズ
  • パーツの形状
  • サビなどの劣化状態
  • 下地(地金) など

もし、お持ちのパーツの再メッキ料金を調べたい場合は、メッキ加工業者に見積りをとってみましょう

当社HIMAARE BIKEでも、各種バイクパーツの再メッキを承っています。

見積りをご希望の場合は、下のボタンよりお気軽にお問い合わせください。

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4-1.バイクパーツの再メッキに含まれる料金

実は、メッキ加工業者やバイクショップから提示された見積もりの料金には、全ての費用や料金が含まれている訳ではありません

提示された料金・見積もりだけで考えていると、思わぬ出費があったりします。

そこで、再メッキの料金に「含まれるもの」と「含まれないもの」をこちらで紹介します。

バイクパーツの再メッキに含まれる費用

  • 古いメッキの剥離
  • 下地の研磨
  • メッキ加工 など

古いメッキの剥離
まず、古いメッキの剥離に関わる費用は、再メッキの料金に含まれています。

メッキパーツの多くに採用されているクロムメッキは、硬く削るのが大変で、市販の薬品で剥離すると、下地にダメージが入る恐れがあります。

一方で、再メッキをするメッキ屋さんは、ハクリするための専用薬品を持っていて、ハクリもメッキ加工料金の内でしてくれます

もし、再メッキではなく、塗装しているパーツをメッキ加工する場合は、剥離費用がオプションとして発生することがあります。

下地の研磨
バイクパーツの再メッキにとって、下地研磨は見た目や性能を左右するので、大事な工程です。

そして、基本的にはこの工程も、メッキ加工料金の中に含まれています。

バイクパーツの再メッキやレストアに慣れていないメッキ加工業者もいるので、この工程が料金や見積りに含まれているか、確認しておくことをお勧めします。

4-2.バイクパーツの再メッキに含まれていない費用

つづいて、バイクパーツの再メッキに含まれていない費用を紹介していきます。

こちらは、直接メッキ加工業者に依頼した場合の、一般的な費用になります。

バイクパーツの再メッキに含まれない費用

  • パーツ脱着に関わる費用
  • パーツの往復送料
  • 振込手数料 など

パーツの脱着に関わる費用
まずは、パーツの脱着に関わる費用は、再メッキの料金には含まれていません。

ほとんどのメッキ加工業者が、バイクパーツの取り扱いに慣れておらず、持ち込みでの取り外しに対応していません

そのため、あなた自身で取り外すか、バイクショップに持ち込み工賃を支払って、取り外してもらいます。

あなた自身で取り外す際も、サービスマニュアル必要な工具の準備などに、費用がかかることを考えておきましょう。

パーツの往復送料
パーツの往復の送料もあなたの負担となります。

例えば、フロントフェンダーを再メッキすると、フェンダーは嵩張っているので、段ボールの梱包すると100~120サイズぐらいになります。

もし、ヤマト宅急便を利用して、関東圏内同士でやり取りした場合でも、1,530円(100サイズ)✖️2(往復)=3,060円が、再メッキの料金とは別にかかってきます。

出典:ヤマト運輸株式会社 宅急便運賃一覧表:全国一覧

他にも振込手数料など細かい費用もかかってくるので、見積り金額と一緒に考慮しておきましょう

5.再メッキの依頼先

再メッキについてわかってきたら、どこに依頼すればよいか迷いませんか。

主な依頼先は下のふたつです。

  • バイクショップ
  • メッキ加工業者

バイクショップは、メッキ加工業者の窓口になってくれるので、こちらで依頼ができます

馴染みのバイクショップに依頼すれば、信頼できるメッキ加工業者に出してくれるでしょう。

ただし、他のメッキ加工業者を選べない場合もあるので、もしあなたに合ったメッキ加工業者を選びたい場合は、あなた自身で探すとよいでしょう。

メッキ加工業者をお探しの方へ
もし、メッキ加工業者をお探しでしたら、当社HIMMARE BIKEまでお気軽にご相談ください。

バイクパーツの再メッキには、40年以上の実績があります。

お問い合わせは下のボタンより、カンタンにできます。

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まとめ

バイクパーツの再メッキは、新品と同じような製法で、研磨メッキをして、バイクパーツを復元する方法です

使用していたパーツをそのまま利用できるので、取り付けた後の不具合のリスクが、低くなるなどのメリットがあります。

そして、バイクパーツの再メッキの料金は、パーツのサイズや形状、そして劣化の状態によって変わってきます

もしサビついたパーツがあったら、再メッキを考えてみてはどうでしょうか。

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