バイクタンクの塗装剥離剤おすすめ5選|剥がせる塗装の種類や下地を比較

「バイクタンクの塗装を剥がすのに、適した塗装剥離剤が欲しい。」
「塗装剥離剤のおすすめ商品や、選び方を知りたい。」

バイクタンクの塗装を、全て剥がしてから再塗装すると、綺麗に仕上がるので、剥離剤は必要なアイテムになってきますよね。

でも、バイクタンクの塗装を剥がすのに使えそうな剥離剤は、いくつかあるものの、どの剥離剤が良いか迷ってしまいませんか。

そこで、この記事では、バイクタンクの塗装を剥がすのにおすすめな剥離剤5点の紹介と、剥離剤の基礎知識や選び方を解説します。

良い剥離剤を探したい方や、商品選びで悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んで、あなたのバイクタンクに合う剥離剤を、見つけてください。

イチオシのバイクタンク用塗装剥離剤

これから、おすすめのバイクタンクの塗装剥離剤5点を、紹介していきますが、まずはイチオシ商品を、お伝えしようと思います。

筆者のイチオシのバイクタンクの塗装剥離剤は、「ナトコ スケルトン-M201」です。

こちらの商品は、ラッカー塗装だけでなく、時間をかければ、ウレタン塗装も剥がしてくれる、強力な塗装剥離剤です。

また、多くのバイクタンクは鉄製なので、鉄に対して非腐食性のあるこちらの剥離剤であれば、安心できますね。

容量は1Kg、4Kg、20Kgがラインナップされていて、1Kgの価格は、2,035円~とお得な価格になっています。

もしこの商品が気になったら、下のリンクから、商品の詳細をチェックしてみてください。

1.バイクタンクの塗装剥離剤の比較表

下の表は、おすすめするバイクタンク用の剥離剤5点の比較表です。

この比較表では、ウレタン対応の剥離剤から、アルミニウム対応、そして非塩素系まで、使用できる塗装の種類や、下地への腐食性、そして価格などをまとめました。

商品をまとめて比較したい方は、下の比較表を参考にして、もし気になった商品があったら、早速ショッピングサイトで、詳細を確認してみてください。

2.バイクタンクの塗装剥離剤おすすめ5選

2-1.ウレタン塗装にも使える強力剥離剤 ナトコ スケルトン-M201

まず初めに紹介するおすすめのバイクタンクの塗装剥離剤は、「ナトコ スケルトン-M201」です。

こちらの商品は、ラッカー塗装だけでなく、剥がれにくい、ウレタン塗装にも対応している、強力な塗装剥離剤です。

また、鉄に対する非腐食性もあり、数多くの塗装バイクタンクに使えます。

容量は1Kg、4Kg、20Kgがラインナップされていて、1Kgの価格は、2,035円~とお得な価格になっています。

下のリンクから、他の商品情報もチェックしてみてください。

2-2.ウレタン塗装も強力に剥離して、アルミタンクに使える ナトコ スケルトン-S301

つづいて紹介する塗装剥離剤は、「ナトコ スケルトン-S301」になります。

こちらもナトコ製の剥離剤で、スケルトンシリーズの商品になります。

スケルトン-M201との違いは、剥離する力や、下地への影響になります。

鉄に対しては、適していませんが、アルミに対して利用できるので、アルミ製バイクタンクに適した剥離剤です。

剥離する力もスケルトン-M201より、強力になっているので、アルミ製バイクタンクでしたら、こちらをおすすめします。

2-3.バイクグッズメーカー製 デイトナ MCペインター 塗装はがし剤

つづいて紹介する塗装剥離剤は、「デイトナ MCペインター 塗装はがし剤」です。

デイトナは、グローブやライディングブーツから、バイクカスタマイズ品まで、幅広く取り扱っているバイク専用のグッズメーカーですよね。

ここから、発売されている剥離剤なので、安心して利用できますね。

また、ラッカー初め、多くの一般樹脂系塗料にも対応しているとのことなので、幅広く使用できます。

下地への腐食性に関しての記載はないので、使用する際は、目立たない箇所で試すのが良いでしょう。

2-4.人体にも安全な非塩素系剥離剤 アサヒペン 塗料はがし液

人体や環境に低負荷の塗装剥離剤についても、紹介していきます。

「アサヒペン 塗料はがし液」は、非塩素系の塗装剥離剤となっています。

塩素系の剥離剤には、塩素を分子に含むジクロロメタンを含むものが、あります。

ジクロロメタンは、水質汚染防止法で規制されている物質に該当し、その処理方法には注意が必要です。

一方で、「アサヒペン 塗料はがし液」には、塩素系の物質を含んでいないので、処理だけでなく、安心して利用できるメリットもあります。

環境に関心があったり、処理に不安がある人は、ぜひこちらの商品を検討してみてください。

2-5.人と環境にやさしい剥離剤 カンペハピオ 塗料はがし剤

最後に、「カンペハピオ 塗料はがし剤」を紹介します。

こちらも非塩素系の塗装剥離剤で、人と環境にやさしいことが、特徴です。

また、こちらの剥離剤は、ラッカー塗装に対応していて、鉄製バイクタンクにも使える商品となっています。

300gの容量で、1.1~1.3m²の表面積に使用できるので、1度だけタンク塗装を剥がすのには、適していますね。

3.バイクタンクの塗装剥離剤の基礎知識

3-1.タンクの塗装を剥がす2つの方法

バイクタンクをはじめ、バイクパーツの塗装を剥がす方法には、主に2つの方法がよく知られています。

それは、剥離剤と呼ばれる化学薬品(ケミカル)を使用してはがす方法と、サンダーやサンドペーパーなどで、塗装膜を物理的にけずって、はがす方法になります。

下で、それぞれの特徴や、メリット・デメリットについて、説明していきたいと思います。

3-1-1.塗装剥離剤・ケミカルで剥がす方法

塗装剥離剤(ケミカル)で塗装を剥がす方法は、よく知られている方法の一つです。

剥離剤は、いろいろな薬品をまぜて造られ、その材料成分や比率を変えることで、剥がれやすさ、下地へのダメージ、人体への影響などの性能が、変わってきます。

おおくの剥離剤はジェル状で、刷毛などでタンク全体に広げ、時間が経つと塗装が浮いてきたりするので、スクレイパーでしっかりと取り除きます。

そして、この剥離剤を使った方法には、物理的にけずる方法に比べ、下のようなメリットやデメリットがあります。

例えば、剥離剤を使用すると、全体に広げるだけで、徐々に塗装が剥がれていくので、面積が広がっても、労力はそれほど変わりません。

一方で、剥離剤の浸透するスピードや、剥離する量をコントロールするのは難しく、好みの厚さで剥がすのに、向いてません。

剥離剤には、このようなメリットやデメリットが、存在しています。

3-1-2.塗装を物理的に削り剥がす方法

つづいて、塗装を剥がす方法には、サンダーやサンドペーパーなど研磨するツールで、削る方法があります。

それのメリットやデメリットは、下のようになります。

例えば、サンダーで物理的に削る場合は、当てる箇所をコントロールできるので、削る場所やその厚さも、微調整できます。

一方で、研磨で塗装を剥がしていると、場合によっては、下地の金属まで削ってしまうことも、あります。

薄い板でできているバイクタンクを、けずり過ぎてしまうと、穴があいてしまう恐れがあるので、特に注意が必要になってきます。

3-2.剥離剤を使ってタンク塗装を剥がすシーン

このように塗装を剥がす2つの方法には、メリットとデメリットがあります。

ではそれぞれどの場面で向いているか紹介したいと思います。

これは、剥離剤で剥がすのに、広い面積でもそれほど労力が変わらないのに、削って剥がす場合は、面積に比例して、労力がかかってくるからです。

例えば、全面はがしてから塗装をすると、全体が均一できれいに仕上がります。

そのため、この場合は、剥離剤を利用すると良いでしょう。

一方で、一部分の塗装が剥がれて、その箇所の補修だけが必要になった時は、けずる方法がおすすめです。

一部分の補修だけで良いのか、全面の塗り替えをしたいのかを検討して、どちらかを選ぶと良いでしょう。

3-3.剥離剤の2つの作用タイプ

剥離剤で塗装を剥がすメカニズムには、実は二つの種類があります。

それは、「溶解タイプ」と「膨潤タイプ」になります。

商品によっては、両方のメカニズムをもっているものもありますが、どちらか一方のものもあります。

下でそれぞれ解説していきます。

3-3-1.溶解タイプ

まずは、溶解タイプから紹介していきます。

溶解タイプの剥離剤には、塗装をとかす成分が、含まれています。

そのため、このタイプの剥離剤をぬると、成分が塗装の膜に徐々にはいっていき、徐々に塗装をとかして、ヌルヌルの状態になります。

すると、塗装膜が下地から簡単に剥がれるようになるので、スクレイパーでこそぎ取っていきます。

ただ、剥離剤に含まれる成分の溶かす能力は、限りがあるので、剥離する力は弱い傾向にあります。

3-3-2.膨潤タイプ

一方で、膨潤タイプも剥離剤をぬったあとは、成分がはいっていくまでのプロセスは、一緒です。

ただ、膨潤タイプには、塗装の膜をやわらかく(軟化)させる成分が含まれていて、それが下地(素地)と塗膜がくっつく力を弱めて、塗装を下地から浮かします。

このタイプの剥離剤は、溶けにくい樹脂系の塗装膜にも利用できるので、強い剥離力があります。

3-4.バイク塗装でよく使用される2つの方法

バイクタンクなどバイクパーツの塗装には、主に2種類の方法が使われています。

そして、この二つの塗装方法では、適している剥離剤が変わってくるので、簡単にこの塗装方法について、解説していきたいと思います。

3-4-1.ラッカー塗装

まずはラッカー塗装について、紹介していきます。

ラッカー塗装は、アクリル塗装とも呼ばれる塗装です。

ラッカー塗料とは、トルエンやアセトンなど揮発性の高い溶媒に、アクリル樹脂やニトロセルロースを溶かした、揮発性を利用し乾燥させる揮発性塗料のことを指します。

ラッカーという名称は、分泌物が製造に使われていた「ラックカイガラムシ」という昆虫に由来しています。

生産現場や建築でのイメージが強い塗料ですが、ラッカー塗料は他塗料より比較的取り扱いやすいことから、プラモデル等趣味用品やDIYでもよく使われています。

出典：Paintnote Media HP

この塗膜に含まれるアクリル樹脂や、ニトロセルロースは、いろいろな溶媒(薬品)に溶けやすく、この塗膜は比較的簡単に剥がるので、市販のほとんどの剥離剤が利用できます。

また、このラッカー塗装には、以下のようなメリットがあります。

3-4-2.ウレタン塗装

一方ウレタン塗装は、ウレタン樹脂を成分にもつ塗装のことになります。

ウレタン樹脂塗料は、主剤として複数の水酸基を持つ樹脂（ポリオール）と硬化剤としてのポリイソシアネートを組み合わせた塗料の総称で、使用するポリオールとポリイソシアネートの組み合わせ次第で、様々な特徴を示します。

塗料としては、耐候性が求められる上塗りとしてよく用いられます。

また、一液湿気硬化型の下塗りや低温硬化型塗料としても用いられます。

出典：大日本塗料株式会社HP

このウレタン樹脂は、ウレタン結合を持ち、薬液耐性、つまり有機溶剤に溶け出しにくい性質を持っています。

そのため、剥離剤には、より剥がす力の強い商品が、求められます。

また、ウレタン塗装は、ラッカー塗装と比較して以下のようなメリットがあります。

3-5.バイクタンクの塗装剥離剤での板金(下地)の種類

上では、剥離剤のメカニズムや強さなどを紹介してきました。

ここでは、バイクタンクに使用されている板金の種類と、剥離剤との関係について解説していきます。

剥離剤に含まれる成分の中には、下地にダメージを与えるものもあるので、剥離剤を選ぶ時に、注意が必要になってきます。

例えば、鋼板などの鉄に対して、変色など腐食をしない剥離剤でも、アルミに対して、腐食性を示すものもあります。

バイクタンクは、ミリ単位のうすい金属の板でできていて、もし腐食してしまうと、穴が開いてしまう恐れがあります。

剥離剤を選ぶ時には、必ず下地への影響も確認しておきましょう。

4.バイクタンクに対する塗装剥離剤の選び方

ここまで、バイクタンクの塗装剥離剤の基礎知識として、剥離する方法から、剥離剤とバイクタンクの板金(下地)の種類との関係について解説してきました。

ここからは、どのように塗装剥離剤を選べば良いかを、解説していきたいと思います。

剥離剤をどうやって選べば良いのか迷ったら、ぜひこちらを参考にしてください。

4-1.バイクタンクの下地から選ぶ

塗装剥離剤を選ぶときは、バイクタンクの下地を、チェックするようにしましょう。

多くのバイクタンクは、スチールなどの鉄や、アルミでできています。

ただ、剥離剤の中には、鉄やアルミニウムを腐食してしまう商品もあるので、商品説明などで確認してから、剥離剤を選びましょう。

4-2.塗装方法から選ぶ

つづいて、剥離剤を選ぶときは、塗装の種類も確認することが、おすすめです。

最近は、耐薬品性や耐水性のより高いウレタン塗装が用いられていますが、中にはラッカー塗装もあります。

ウレタン塗装は、ラッカー塗装よりも剥がしにくいため、ウレタン塗装の場合は、比較的強めの剥離剤を選ぶと良いでしょう。

4-3.容量あたりの単価から選ぶ

最後に、容量当たりの値段で比べて、選ぶことをおすすめしたいと思います。

多くの剥離剤は、表面積を基準に、それに使用する剥離剤の量(標準使用面積)を、説明書などに記載してあります。

商品の価格と標準使用面積から、使用量あたりの単価を求めてみると、より単価が安い商品が分かると思います。

まとめ

バイクタンク用塗装剥離剤のおすすめ5選を、紹介しました。

その中でも、「ナトコ スケルトン-M201」がおすすめです。

この剥離剤は、ラッカー塗装だけでなく、ウレタン塗装にも強力な剥離力があり、鉄製バイクタンクに適しています。

こちらの商品以外にも、比較表で、機能などを比べてみましたので、もし気になったら、ぜひ参考にしてください。

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