フェンダーレスの魅力とは?注意点やキットの選び方を解説
数あるバイクカスタムの中でも、フェンダーを外しすフェンダーレスは、代表的なカスタムの一つです。
リア側をフェンダーレスにしたバイクって、なんだか「カッコよく」ないですか。
フェンダーレスに少しでも興味がわいてくると、こんな疑問がでてきませんか?
「フェンダーレスの魅力ってなに?」
「フェンダーレスにするには、どんな注意点があるの?」
「フェンダーレスキットって、どう選べばよいの?」
そこでこの記事では、リア側のフェンダーレスに焦点を当てて、フェンダーレスの魅力からフェンダーレスキットの選び方まで、詳しく解説していきます。
フェンダーレスにしようか迷っているあなたは、是非最後まで読んでみてください。
目次
1.フェンダーレスとは?
フェンダーレスは、リアフェンダーやフロントフェンダーを外すバイクカスタムの一つです。
フェンダーは、泥よけとも呼ばれていて、走行時にタイヤが巻き上げる雨水や泥、石などが飛び散るをふせぐ役割があります。
フロント側のフェンダーレスは、ハーレーなどのアメリカンタイプの大型バイクで、昔からよく見かけます。
最近では、リア側のフェンダーレス化は、多くの車種でフェンダーレスキットが販売されていて、気軽にできるようになっています。
2.フェンダーレスの魅力とは?-バイクカスタム
このフェンダーを取り外すフェンダーレスの魅力は、なんなのかここで説明していきたいと思います。
リア側のフェンダーレスの魅力は、主に下の二つです。
フェンダーレスの魅力
- スタイリッシュな外観
- 3千円~2万円台からできるリーズナブルなカスタム
- 簡易なカスタム
- フェンダーレスキットのバリエーション
- イベントやsnsで周りの関心を惹ける
- 純正フェンダーに戻せる など
スタイリッシュな外観
フェンダーレスの魅力は、バイクをスタイリッシュにできることが、一番にあげられます。
小さくないフェンダーがついていると、バイク全体から「もっさり」とした印象を、受けることがあります。
フェンダーレスにすることで、バイクの後ろ回りがスッキリとして、よりシンプルで洗練されたイメージを与えてくれます。
リーズナブルなカスタム
リーズナブルにできるカスタムであることも、魅力の一つです。
多くのフェンダーレスキットは1万円~2万円台で販売されていて、手頃な値段となっているからです。
もし、他のカスタムを例にとると、外装全体の塗装では、10万近くに及ぶこともあるので、初心者でも「手の出しやすい」カテゴリーに入ります。
簡易なカスタム
簡易に取り付けができる点でも、フェンダーレスは魅力的です。
外装を外して、市販のキットを取り付けるだけなので、スパナやドライバーなどの必要最低限の工具で取り付けができます。
また、初心者でもマニュアルをしっかり読めば、数時間以内で作業を終わらせることもできます。
フェンダーレスキットのバリエーション
フェンダーレスキットにバリエーションがあるのも、特徴の一つです。
有名な車種であれば、複数のブランドからフェンダーレスキットが発売されています。
したがって、複数のキットから自分好みのキットを選べるのも、特徴の一つとなっています。
他にも外観がスタイリッシュになることで、イベントやsnsでの発信に役立てることもできます。
そして、市販のフェンダーレスキットに交換するだけなので、もし合わなかったら、元のフェンダーに戻せるのも良い点です。
3.フェンダーレスの注意点
上で紹介したように、魅力的なポイントが複数あるリアのフェンダーレスですが、注意点もいくつかあります。
下に注意点をまとめましたので、参考にしてみてください。
⚠︎フェンダーレスの注意点
- 泥や雨水のライダーへの飛散
- 飛石などによるバイクへのダメージ
- キットの取り付け費用
- 構造変更届
- オリジナルフェンダーの保管 など
泥や雨水のライダーへの飛散
例えば、フェンダーがなくなることで、ライダーに雨水や泥などがかかってくることが、あげられます。
フェンダーは、タイヤが巻き込んだ雨や泥をうけとめ、四方八方にとびちるのを防ぎます。
したがって、雨の日にフェンダーレスのバイクに乗ると、背中がびっしょり濡れ、泥だらけになってしまいます。
飛石などによるバイクへのダメージ
フェンダーは、飛石からバイクを守ってくれる役割もあります。
そのため、フェンダーレス化してしまうと、バイクにダメージが入り、外装やリアサスペンションなどの劣化を早めてしまう恐れがあります。
キットの取り付け費用
フェンダーレスにするには、キットの取り付け費用も考える必要があります。
キットの取り付けには、ドライバーやスパナなど日常使用している工具があれば十分ですが、外装部分の取り外しが必要なこともあるので、気を付けておきましょう。
もし配線などの細かい作業をバイクショップにお願いすると、工賃がかかります。
構造変更届
フェンダーレスキットを導入すると、構造変更届が必要になる場合があります。
構造変更届が必要になる規定の中には、車両の長さも含まれます。
車両の長さが、3cm以上長くなったり、短くなると、構造変更届を求められます。
フェンダーレスキットの中には、「車両が3cm以上短くなるもの」もあるので、製品の注意書きで確認しましょう。
オリジナルフェンダーの保管
オリジナルフェンダーの保管にも、注意が必要です。
雨水や泥の飛散が思ったよりもひどく、フェンダーを装着し直すこともありえます。
金属製のフェンダーは、高温多湿の環境に保管すると、サビが発生し、劣化が進みます。
したがって、取り外したフェンダーの保管方法を工夫し、十分ケアしておきましょう。
4.フェンダーレスのやり方
フェンダーレスのやり方は、大きく分けて「フェンダーレスキットの取り付け」と「自作する方法」の二つです。
フェンダーレスキットは、市販されているものを使います。
フェンダーレスキットのメリットは、車種にあったキットを取り付けるので、工作の手間が省けます。
一方で、自作するとキットの購入費用を抑えたり、オリジナルのキットを取り付けられるなどのメリットがあります。
初心者はフェンダーレスキットの取り付けが、おすすめです。
5.フェンダーレスキットの費用
もし、キットを使ってフェンダーレスにする場合、気になるのはその購入費用ではないでしょうか。
フェンダーレスキットの多くは、1万円~2万円台の価格帯となっています。
中には、安いものは3千円から購入できるものもあり、高い製品にいたっては、5万円以上するものもあります。
ただ、キットでのフェンダーレス化では、キットの購入費用だけでなく、「取り付け費用」もかんがえておく必要があります。
キットは、自分での取り付けることもできますが、もしバイクショップにお願いすると、工賃は8千円~が相場です。
6.フェンダーレスキットの選び方
フェンダーレスキットは、車種ごとに複数のメーカー・ブランドから発売されています。
そのため、フェンダーレスキット選びに、迷うこともあるでしょう。
もし、迷うようでしたら、以下のポイントを参考に比較すると良いと思います。
フェンダーレスキットを選ぶポイント!
- デザイン・カラー
- 取り付け方法
- 現行法に準拠しているか
- メーカー・ブランド
- 価格
なお、これらのポイントや機能は、取扱説明書、口コミ、あるいはバイク用品店の店員さんからのアドバイスを元に確認してみましょう。
デザイン・カラー
シート裏で比較的目立たないパーツとなるフェンダーレスキットですが、デザインは重視したいポイントです。
フェンダーがなくなってスッキリした見た目になったにも関わらず、あなたが求めるようなバイクのシルエットになっているでしょうか。
取り付けた後のバイクをイメージしながら、「商品説明」や「購入者からの口コミ」で確かめておきましょう。
また、デザインの他にもカラーについても、考えておきましょう。
多くのフェンダーレスキットが、黒をベースにしていますが、愛車のバイクカラーとの相性も考えてみると良いでしょう。
取り付け方法
続いて、取り付け方法もポイントです。
多くのキットは、比較的簡単に取り付けられるようになっていますが、説明書の記載が十分でなく、配線にとまどうこともあります。
もし、取り付けができないと余計な工賃が発生するので、こちらも口コミなどで、購入前に確認しておくと良いでしょう。
現行法に準拠しているか
リアフェンダー周りは、車両法で規定されている項目がいくつかあり、フェンダーレスにすることで、抵触しないかも確認する必要があります。
フェンダーレスで主に関わってくるポイントは、以下のようになっています。
- ナンバー
- リフレクター
- ウインカー
例えば、ナンバーであれば、ナンバーを取り付ける角度やナンバーフレームなどが指定されています。
ナンバーに関連して、ナンバー灯(番号灯)についても、その明るさや色の指定があります。
これらが、法令で指定されている規格になっているかも選ぶポイントになります。
そして、メーカーやブランド、さらには価格についてもあなたにあったものかどうか調べた上で、購入すると良いでしょう。
GB350S フェンダーレスキット ヨシムラ製
7.フェンダーレスのカスタマイズ
市販のフェンダーレスキットを取り付けても、デザインや他のバイクとの差別化に満足感がなく、更なるカスタムを考えることもあると思います。
もし、フェンダーレスキットをカスタムするのであれば、塗装やメッキを考えてみていかがでしょうか。
塗装する場合は、プロにお任せするか、自作してみましょう。
自作する場合は、既にある塗装を剥離し、その後にプラサフ塗装とカラー塗装、そしてクリア塗装をすれば完成です。
フェンダーレスキットにメッキする場合、自作では難しく、基本的にはメッキ加工業者に依頼します。
もし、メッキ加工料金について知りたい方は、「メッキ加工料金とは?」の記事を参考にしてみてください。
まとめ
フェンダーレスの魅力は、「スタイリッシュな外観」や「リーズナブルな値段でできるカスタム」であること、「簡易なカスタム」であることなどです。
注意点としては、雨天時の泥はねやバイクへのダメージなどがあります。
より一層興味がわいてきたら、是非フェンダーレスキットを購入して、フェンダーレス化にチャレンジしてみてください。
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